韓国で今月16日以降、広い範囲で大雨が続き、被害が拡大している。20日午前時点で10人が死亡、8人が行方不明となっている。
行政安全省の20日午前6時の発表によると、南東部の慶尚南道で6人が死亡、6人が行方不明。中西部の忠清南道でも3人の死亡が確認されるなど、各地で被害が広がっている。慶尚南道の山清郡ではこの5日間で約800ミリの雨が降り、土砂崩れが発生した。
インフラへの被害も拡大している。同省の調べでは、道路や建物、農地といった公共・民間施設の被害が約4千件報告された。列車の運休や国道などの交通規制のほか、国立公園への立ち入り禁止などの措置もとられている。